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AI分身で競い合うステージがミス・イングランドで導入 / Credit:Canva
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「AI分身の美人コンテスト」がミス・イングランドで導入!自分のデジタルクローンで競い合う!

2025.09.05 06:30:39 Friday

今やAI画像やアバターは、リアルな人間と見分けがつかないレベルにまで進化しています。

そんな時代の象徴ともいえる出来事が、イギリスの伝統ある美人コンテスト「ミス・イングランド」で起こりました。

2025年、同大会で初めて「AI分身(アバター)」を使った新たな審査ステージが導入され、参加者たちが自分自身のデジタルクローンを競わせることになったのです。

Miss England Contestants Are Now Competing With AI Versions of Themselves https://www.zmescience.com/future/miss-england-contestants-are-now-competing-with-ai-versions-of-themselves/

伝統と革新が交錯するミス・イングランドにて、「AI分身ステージ」が誕生

「ミス・イングランド」は、1928年に始まったイギリスを代表する美人コンテストです。

単なる外見だけでなく、知性や社会貢献、個性も重視されるよう進化してきました。

2009年には水着審査を廃止し、才能やボランティア活動、社会問題への関心を評価する新たな部門も追加されています。

そんなミス・イングランドが2025年に導入したのが、AIモデルのステージである「Business Avatar Round」です。

このステージでは、参加者自身の姿やしぐさ、表情を2時間かけて撮影し、そのデータをもとに本人そっくりのAI分身(デジタルクローン)が作られます。

作成されたAI分身は、主催者を通じてブランドや企業に紹介され、どれだけ多くの仕事(契約)を獲得できるかを競います。

そして最も多くの契約を獲得した参加者が、決勝ラウンドに進むことができます。

この新しい審査を企画した背景には、ファッションや広告業界全体で急速に進む「AIモデル」や「バーチャル化」の波があります。

今やAI技術によって、実在の人物そっくりのモデルがバーチャル空間で活躍し、人間の仕事を置き換えつつあります。

ミス・イングランド主催者は「現代のデジタル社会に適応する力や、新しいビジネスの形を学ぶ場にしたい」と語っています。

AIを使った自己表現やブランド発信力も、次世代の女性像の一つとして評価する意図があるのです。

では、実際にこの新たな取り組みへの反響はどのようなものでしょうか。

次ページ「本物らしさ」とは?広がる議論とAI分身社会のインパクト

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