なぜ「自称ハイステータス」な人は共感力が低くなるのか?
なぜ自分を“ハイステータス”と感じている人は、他人の感情を読むのが苦手なのでしょうか?
研究チームは、社会的地位と人間の進化・心理に着目しています。
人間は昔から、集団の中での地位や立場が生き残りに大きく関わってきました。
社会的地位が低い人は、周囲の空気や他人の表情を敏感に察知する必要がありました。
なぜなら、資源や安全を確保するには、他人の意図をうまく読み取り、上手に立ち回る力が欠かせなかったからです。
一方で、地位が高い人は自分の意見や行動が周囲に受け入れられやすく、細かく他人の感情を察知しなくても、困ることは少なかったと言えます。
現代社会でもこの傾向は続いており、低い地位にある人ほど「空気を読む力」や「人の気持ちを察する力」を強く求められがちです。
逆に、社会的な成功や自信が高まると、自分中心の視点が強くなり、他人の感情を読み取る力がさびついてしまう――。
今回の研究は、そんな人間社会の“皮肉な一面”を科学的に証明したと言えそうです。

今回の研究は、「社会的地位」と「他人の気持ちを読み取る能力」の意外な関係性に光を当てました。
もちろん、これは写真に写った人物の感情を判断する“実験上の結果”であり、現実の人間関係すべてに必ず当てはまるとは限りません。
しかし、自信や地位を得ることで、知らず知らずのうちに「人の気持ちに鈍感」になってしまうのかもしれません。
いい方を変えると共感力が低い人は出世するということだと思います
他者を思いやるとパラメーターが増えすぎて、デッドロックになったり、判断処理が複雑になり即断即決ができなくなったり、小さな虫を生かすために大きな虫を殺してしまったりします
また会社組織において思いやりがあることは管理職にとって重要な評価指標ではありません
他人のことをいちいち気にしていたら成り上がることはできませんからね。
人間の能力ってそこまで差があるわけではないですから、誰かよりも上に行こうと思ったら他人と同じように周りに注意払っていたら上にはいけませんし、何より人は自信満々な人を無条件に信じるように設計されていますから、そういう人間はますます上に行くわけです。