謎の物体の正体は「宇宙ごみ」か!?過去の事例と安全性
実は、2023年にも西オーストラリア州の海岸で似たような事例がありました。
グリーンヘッド付近の海岸に、幅2.5メートル、長さ3メートルほどの金属製の筒状物体が漂着し、表面にはびっしりとフジツボが付着していました。
We are currently making enquiries related to this object located on a beach near Jurien Bay in Western Australia.
The object could be from a foreign space launch vehicle and we are liaising with global counterparts who may be able to provide more information.
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— Australian Space Agency (@AusSpaceAgency) July 17, 2023
当時もオーストラリア宇宙庁が調査に乗り出し、最終的にインドのPSLVロケットの第3段の一部である可能性が高いと結論づけられました。
こうした過去の例から、今回の砂漠での謎の物体に対しても、人々は「また宇宙ごみでは?」と考えているのです。
ちなみに、WA警察は物体をすでに安全に確保しており、現時点で公衆に対する危険はないと発表しています。
SNSや現地住民からは「また宇宙ごみか」「インパクトクレーターはなかった」「トラックの運転手が落としたんだろう」など、驚きとユーモアが入り混じったコメントが多く寄せられています。
また、「こんな田舎にまた宇宙ごみが落ちてきたなんて退屈しない一日だ」といった声や、「誰もケガをしなくてよかった」という安堵の反応も見られました。
このように、宇宙ごみが私たちの身近に届く時代となり、その対応も国や地域を超えて重要性を増しています。
今後、宇宙活動が拡大していくなかで、宇宙ごみ問題はますます現実味を帯びてくるでしょう。
もちろん、現段階ではこの燃える物体の正体が判明したわけではありません。
そして万が一、私たちが見慣れない物体を発見した場合には、どうすべきでしょうか。
決して手を触れず、専門機関に通報することが最も大切です。