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太陽光だけで飛ぶドローンが開発される。※イメージ / Credit:Canva
technology

太陽光だけで飛ぶ「バッテリーなしのドローン」が開発される (2/2)

2025.11.10 11:30:18 Monday

前ページ「バッテリーなしの太陽光ドローン」の難しさ

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バッテリーなしドローンが太陽光だけの飛行に成功!

では、実際にどのような工夫がなされたのでしょうか。

機体は超軽量のカーボンファイバー製Xフレームで組まれ、Antigravity製の高効率モーターと、T-Motor社の18インチカーボンプロペラが使われています。

この「軽量化」と「パワー効率」の追求が、まず第一のポイントです。

そして最大の特徴は、機体の上に載せられた27枚の超軽量ソーラーパネルです。

パネルはシリーズ接続で最大約150Wの出力を実現していますが、そのぶん非常に壊れやすく、テスト中に家猫が乗ってパネルが割れるという一幕もあったそうです。

パネルの取り付けや配線も、少しでも重量を減らすため、徹底的にシンプルな構造になっています。

そして、いよいよ実地テスト。

機体にはバッテリーを一切搭載せず、太陽発電だけで離陸が試みられました。

その結果、晴天の野外で、リアルタイム発電のみを動力源としたドローンは、見事に浮上し、その場でホバリング飛行を成功させました。

YouTubeコメント欄でも、「まさかクアッドコプターで実現するとは思わなかった」「完全リアルタイム発電だけで飛ぶのは世界初だ」といった驚きと称賛の声が多数寄せられました。

また、「フレーム補強には釣り糸が使えそう」「スマホ用フィルムでパネルを補強できるのでは」など、多数の実践的アドバイスや改良案も集まっています。

一方で、太陽が隠れるだけで即失速する「安全性」の問題や、壊れやすいパネル、突発的な電力変動への備え(最小限のキャパシタや緊急着陸用バッファ)など、課題も多いのが現実です。

とはいえ、太陽光だけで飛ぶ「バッテリーなしドローン」の実現は、ドローン工学の歴史に残る快挙です。

空に飛び続ける機体の未来像に、ひとつ新しい道が示されました。

今後も改良と挑戦が続けば、「太陽が照っている時にだけ飛ぶドローン」だけでなく、「バッテリー切れの心配なく空を舞うドローン」も夢ではないのかもしれません。

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太陽光だけで飛ぶ「バッテリーなしのドローン」が開発される (2/2)のコメント

匿名

自分も、過去に、最軽量の、ラジコン飛行船を開発しましたが…
時代が、進んで、ここまで、進んでいるんですね
また、独学で、今は、ネットで、いろいろと情報が、取れるので、自分の楽しみが、見えて嬉しいです
この先、YouTubeで、自分も、軽量化と、電力供給を、考えて、進めていきます
この情報に、感謝です

山陳

やはりリターンホームの為の僅かなバッテリー搭載は必要だと思いました

なぁにが夢だ。悪夢でしかない、良かれと思って開発しているのか?ろくでもない使い方しかされねぇのは考えるまでもない。バカなガキに大金やら重火器でも与えるようなものだ。金か名誉、それとも使い走りがあるじに媚でも売って、安全を保証して貰う為の涙ぐましい努力って奴か?余計な事するなバカ。金なんか欲しい物がなけりゃゴミクズなんだからよ、金チラつかして命令する奴は無視しろ。

ゲスト

おおすげえな!ノーベルだノーベル!ノーベル取りに行ってこい、そのドローンで!

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