謙虚な人は感情に振り回されにくいと判明
この研究の背景には、心理学でよく知られた「自己高揚(Self-enhancement)」という性質があります。
これは自分をより肯定的に捉えて、自尊心や自己肯定感を高めようとする傾向のことです。
確かに、人は基本的に、「自分をよく見せたい」「肯定的に評価されたい」という動機を持っています。
そのため、好意的に見られたり認められたりすると快感を覚えますが、否定的な評価や拒絶には強いストレスを感じがちです。
このストレスを和らげるため、多くの人は、嫌な気持ちを表に出さないように無理に押さえ込むという対処法をとります。
落ち込んだり腹が立ったりしても、それを顔や態度に出さないようにするやり方です。
しかし、先行研究では、こうした「感情を押し殺す」対処法は、つらさを根本的に減らせないだけでなく、うれしい気持ちまで感じにくくしてしまうことが指摘されてきました。
つまり、「傷つかないようにすると、喜びも減ってしまう」というジレンマが生じるのです。
そこで研究チームが注目したのが「謙虚さ(modesty)」です。
ここでいう謙虚さとは、自信がないことや自己評価が低いことではありません。
自分を社会の中心に置かず、より大きな世界の中の一部として捉える姿勢を指します。
自分だけに意識が向きすぎず、他者の存在や価値にも自然に目を向けられるスタイルです。
研究者たちは、この謙虚さがあれば、否定的評価で過度に傷つくことなく、しかも他人から好意的に見られたときの喜びを失わずに済むのではないかと考えました。
つまり、「拒絶には強く、好かれたときにはちゃんとうれしい」という、感情面で損をしにくい状態が生まれるのではないか、という仮説です。
この仮説を検証するため、研究チームは中国の大学生47人の若い成人を対象に実験を行いました。
参加者は事前に謙虚さの程度を質問紙で測定されたうえで、fMRIという脳スキャン装置の中に入り、社会的評価を受ける課題をこなしました。
実験では「社会的判断課題」と呼ばれる標準的な心理課題が用いられました。
参加者は、仲間のグループの顔写真を一枚ずつ見せられながら、「この人は自分を好きだと思うか」を事前に予測します。
その後で、「好き」「嫌い」という評価が画面に表示されます。
これにより、「予想どおり好かれた場合」「予想どおり嫌われた場合」「予想外に好かれた場合」「予想外に嫌われた場合」という4つの状況が人工的に作られました。
そして分析の結果、まず行動レベルでは、謙虚な人ほど、嫌な感情を無理に押さえ込むような対処をあまり使わないことが分かりました。
さらに、脳活動にも謙虚さの程度による明確な違いが見られました。
謙虚な人の脳は、社会的な評価に直面しても感情に振り回されにくかったのです。
では、その理由をより詳しく見ていきましょう。



























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