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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
paleontology

世界最古級の「リバース」の化石を発見、約2億9000万年前 (2/2)

2026.02.26 21:00:04 Thursday

前ページ太古の「吐き戻し」の証拠

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2億9000万年前の「食物網」をのぞく

では、誰がこの“リバース”をしたのでしょうか。

研究チームは、当時この地域に生息していた大型の肉食単弓類、ディメトロドン・テウトニスまたはタンバカルニフェクス・ウングイファルカトゥスのいずれかが生産者である可能性が高いと考えています。

単弓類は哺乳類の祖先にあたる系統で、人間の遠い親戚にあたる存在です。

彼らは現在の爬虫類のような姿をしていましたが、進化的には私たちの側に近いグループでした。

【チームが復元した当時の吐き戻しのイメージ画像

吐き戻された骨には、爬虫類に属する3種の小型生物が含まれていました。

これは、当時の頂点捕食者が特定の獲物に限定せず、その場で得られる獲物を利用する「機会的摂食」をしていた可能性を示しています。

さらに重要なのは、これが陸上環境で保存されたという点です。

湖や海に比べ、陸上は化石が残りにくい環境です。その中で、吐き戻しという行動の痕跡が約3億年後まで残ったこと自体が驚きなのです。

手のひらサイズのタイムカプセル

この小さな骨の塊は、単なる奇妙な化石ではありません。

手のひらに収まるその中に、同じ場所、同じ瞬間に存在していた3匹の動物の痕跡が閉じ込められています。約2億9000万年前の陸上生態系の断面図が、そのまま保存されているのです。

恐竜よりも古い時代、森の中で繰り広げられた捕食と吐き戻し。その一瞬が、石となって私たちの前に現れました。

世界最古の「リバース」は、古代の食物網を解き明かす新たな窓になりそうです。

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