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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

2000年前の「インドの旅人が残した落書き」をエジプトで発見 (2/2)

2026.03.09 18:00:46 Monday

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「チカイ・コッランがここに来て見た」

碑文の中でも特に目立つのが、「チカイ・コッラン(Cikai Korran)」という人物の署名です。

この人物は、5つの異なる墓に合計8つの碑文を残していました。

その内容は驚くほど単純です。

古タミル語で書かれていた文章は、次のように訳されます。

「チカイ・コッランがここに来て見た」

いわば、2000年前の「ここに来た記念」です。

さらに興味深いのは、彼が非常に高い場所に文字を書いていることです。

例えばラムセス9世の墓では、入口から約5〜6メートル上の位置に碑文が刻まれていました。

研究者のシャルロット・シュミット氏によると、彼がどうやってそこまで登ったのかは分かっていないとのことです。

また、タウセルトとセトナクトの墓では、入口付近に彼の署名が残されていました。

この墓では他の落書きが見つかっていないため、当時すでに内部が閉鎖されていた可能性があります。

それでもコッランは墓の入口を見つけ、自分の名前を刻んでいきました。

彼がどのような人物だったのかは分かっていません。

言語から、インド出身である可能性が高いと考えられています。研究者は、彼が商人、傭兵、あるいは地域の首長だった可能性を指摘しています。

2000年前の世界は思ったより「つながっていた」

今回の発見は、古代世界の人々の移動範囲が、私たちが想像するよりずっと広かったことを示しています。

ローマ時代には、インドと地中海世界の間で活発な交易が行われていました。紅海沿岸の港ベレニケやミオス・ホルモスには、インド商人が訪れていた記録も残っています。

今回の碑文は、そうした交流が実際に人の移動として存在していたことを示す、非常に具体的な証拠です。

研究者氏は、この発見について次のように述べています。

「これは、タミル人や西インドの商人が実際にエジプトを訪れていた証拠です。これほどの規模で確認されたのは初めてです」

さらに研究者たちは、今後エジプトの神殿など別の遺跡でも、インド語の碑文が見つかる可能性があると考えています。

2000年前の旅人が残した「オレはここに来たぜ」という、ささやかな一言。

その落書きは、古代世界が想像以上に相互につながっていたことを示唆すると同時に、落書きの発想が現代と大して変わっていないことを指し示しています。

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2000年前の「インドの旅人が残した落書き」をエジプトで発見 (2/2)のコメント

ゲスト

2000年の時を経て文化財棄損のバカ野郎が讃えられるとは笑

ゲスト

昔の人の歩く距離の長さは異様です。

変態という名の紳士

チャリで来たんだろうか…

ゲスト

迷惑なインバウンドは時代を超えるのか
観光地での落書きという行動は人間の本能なのかもしれない

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