衝突の痕跡から見えてきた「破壊の物理学」
今回の研究の核心は、単なる発見ではなく「どのように壊れたか」を詳しく追跡できた点にあります。
クレーター内部には非常に暗い物質が見つかっており、これは衝突の際の高温で一瞬溶け、その後すぐに固まったガラス質の岩石だと考えられています。
これは、衝突が極めて短時間に莫大なエネルギーを解放した証拠です。
また、飛び散った岩石の分布にも特徴がありました。
特に北方向に向かって舌のように広がるパターンが確認されており、これに加えて大型の岩塊の配置などを総合すると、衝突してきた天体は南南西から北北東へ向かって飛来した可能性が高いと推定されています。
実際に、クレーター周辺には最大で長さ約13メートルにもなる巨大な岩塊が残されていました。
これは衝突によって地表から吹き飛ばされたものであり、そのサイズも既存の理論モデルとよく一致しています。
さらに重要なのは、今回のクレーターについて「形成前」と「形成後」の両方の詳細な画像が揃っている点です。
この規模のクレーターでこれが実現したのは初めてであり、クレーター形成の理論を現実のデータで検証できる極めて貴重な機会となりました。
月面は風も雨もないため、一度できた痕跡がそのまま残ります。
そのため、こうした衝突の“瞬間の記録”は、太陽系全体の衝突現象を理解する鍵にもなるのです。
静かな月に刻まれ続ける「現在進行形の歴史」
私たちは月を「変わらない存在」として見がちですが、その表面では今この瞬間も新しいクレーターが生まれ続けています。
今回発見された“139年に1度クラス”の巨大クレーターは、そうした変化をリアルタイムで捉えた貴重な証拠でした。
静寂に見える月は、実は絶えず宇宙からの衝撃を受け続ける、ダイナミックな天体です。
その表面に刻まれる新たな傷跡は、太陽系の歴史が今も書き加えられていることを、私たちに静かに教えてくれているのです。




























![マモルーム お部屋まるごと予防空間 ダニ用 [2ヵ月用セット] ダニアレル物質の生成抑制・ダニを除去しやすくなる ダニよけ 加熱蒸散機 ダニ対策 (アース製薬)](https://m.media-amazon.com/images/I/413VgtLwPgL._SL500_.jpg)
























月の話で「晩春」はどうですかね
神の鉄槌
悪魔の爪跡
どういうクレータ名になるのだろう
月ができてから44億年余り
139年に一度ということは3千万以上同クラスのクレーターがあるということになる
近年で観測できたのは僥倖なのだろうけど珍しくはないな……
いや、頻度は昔の方が高いはず。
「139年に一度」というのは、「全月の歴史平均で」ではなく「ここ数億年の平均で」だろう。
だから3千万以上よりもはるかに大きと思われる。
まあ、「139年たたないと次が発生しない」わけではないとはいえ、僥倖ではあるね。
>2024年の晩春、月面に直径約225メートルという巨大なクレーターが新たに形成されていたことが明らかになりました。
という表現では
>2024年の晩春
というのが
>巨大なクレーターが新たに形成されていたことが
“明らかになった”時期なのか、それともクレーターが形成された時期なのか、どちらなのか不明瞭だし、「晩春」というだけでは何月何日といった日付までは判らないから、もう少し詳しい日付が知りたいところです。
アポロ計画で月面に設置された月震計は運用が終わっているけど、当時運用中の月面探査機にはクレーターの形成を知る事が出来るような機器を搭載していたものは無かったのだろうか?
普通に読めば、発見されたのが晩春でしょう。些末な事は省略でも良いが、知りたい者も居るなら可。
紛らわしいよね。他の記事を検索すると、クレーターが形成されたのが2024年の4月か5月で、2026年3月17日の月惑星科学会議で報告されたそうな。
定期的に月面を撮影していて分かったことなので、この報告では正確な日付は分かってない模様。
他の観測データが有ればもっと詳しい日付が分かるかもですけど、それは誰か気になる人が調べて欲しいな。
https://www.sciencenews.org/article/moon-new-crater-nasa-orbiter
自分のコメントを検索
出来る様にして下さい
ナゾロジーの場合、1つの記事に投稿されるコメント数は大した数ではないので、自分がコメントを投稿したページをお気に入りやブックマークに登録しておいて、自分のコメントを見直したくなったら登録したページを開いて、覚えている自分の投稿内容と一致するコメントを探せば済む話です。
このクラスの隕石だと
地球の場合燃え尽きちゃうのでしょうか?
地球の場合、燃え尽きずに地上に落ちてくる隕石の数は、(情報源によって何個落ちてくるのかという値のバラツキが大きいものの)1年あたり五百個とも四千個とも言われています。
いくら月よりも地球の方が大きく、隕石が衝突する確率が高くなるとは言え、地球に1年あたり百個を大きく超える数が落ちてくるようなものが、月には139年に一度しか衝突しないとは考えられません。
従って、この記事の月のクレーターを作った隕石は、もし地球に落下した場合に燃え尽きずに地上に落ちてくる事が可能なサイズの隕石の中でも格別大きなものだったと考えられます。
クレーター以前の写真の撮影日付と
クレーター以後の写真の撮影日付を
記述して欲しいです
そんなに大きな隕石が落ちたなら
落ちた日付を特定してみたいです
火球の光の様に広範囲で光ったり
(月では空気が無くて燃えないのかな?)
衝撃で地震のような振動があったり
原子爆弾みたいな土煙や雲があがったり
しないのかな?
天体に詳しくない私でも分かりやすい様な
地球から観測できることありそう