ナルシシズムは「最初は魅力的」なのか?
本研究の出発点は、ナルシシズムという性格特性の理解にあります。
ナルシシズムとは、自分を特別だと感じ、他者からの注目や称賛を強く求める傾向のことです。
研究では、このナルシシズムを2つの側面に分けて分析しました。
ひとつは「賞賛(admiration)」です。
これは、自分を魅力的に見せようとする側面で、社交的で自信に満ちた振る舞いとして現れます。
いわば、恋愛初期に「魅力的な人」として映る要素です。
もうひとつが「対抗(rivalry)」です。
こちらは他者を見下したり、優位に立とうとしたりする敵対的な側面で、長期的な関係では問題になりやすい特性です。
研究チームは、ドイツの約5800組のカップルを対象に、最大6年間にわたって関係満足度の変化を追跡しました。
さらに、交際1年未満のカップルも別に分析し、「恋愛初期」と「長期関係」を比較しています。
その結果、まず明らかになったのは、「対抗」特性の強いナルシシズムは、確かに恋愛満足度を低くするという点です。
ナルシスト本人も、そのパートナーも、全体的に満足度が低い傾向が見られました。
ただし興味深いことに、「賞賛」特性、つまり魅力的に見える側面は、恋愛満足度とほとんど関係していませんでした。
つまり「最初は楽しい」というイメージを裏付ける証拠は見つからなかったのです。
さらに意外な結果として、交際初期のカップルでは、ナルシシズムと恋愛満足度の関連そのものがほとんど見られませんでした。
恋愛の初期段階では、相手の欠点がまだ表に出ていないか、あるいは見過ごされている可能性が考えられます。





























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