最新モデル「水星と金星は死ぬが、地球は生き残るかも」
チームは、恒星進化コードを用いて、太陽が誕生してから白色矮星になるまでの進化を計算しました。
さらに、水星・金星・地球・火星が、その間にどのように軌道を変えていくかを調査。
その結果、水星と金星は、膨張する太陽から逃げ切れずに呑み込まれると予測されました。
太陽に近すぎるため、外側へ移動する前に太陽の膨張に捕まってしまうのです。
一方で、地球と火星は異なる運命をたどりました。
最新の潮汐モデルを使った場合、地球は赤色巨星段階とAGB段階の両方を生き延び、最終的に白色矮星となった太陽の周囲を、今より広い軌道で回る可能性が示されました。

これは、従来の「地球は太陽に呑み込まれる」という見方を大きく揺さぶる結果です。
ただし、ここで重要なのは、チームが「地球の生存は確定した」と言っているわけではない点です。
最大の不確実性は、太陽がAGB段階でどれだけ速く質量を失うかにあります。
もし太陽が十分に速く質量を失えば、地球の軌道は外側へ広がり、生き残る可能性が高まります。
しかし質量損失が遅ければ、太陽は大きく膨らんだ状態を長く保ち、地球を呑み込む可能性が出てきます。
チームは、この不確実性を調べるため、太陽の未来に似た姿と考えられる実際の恒星「L2 Puppis」に注目しました。





























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