日本の海に眠る「愚者の金」は本物の金を含んでいる

ではなぜ、黄鉄鉱の内部の見えない金がこれまで見つかっていなかったのでしょうか。
理由はその存在のしかたにあります。
私たちがふだん目にする金──金塊やアクセサリー、あるいは砂金──は、金の原子が何兆個も集まって金属の塊になったものです。
原子がたくさん集まって金属のかたまりになることで、あの独特の金色の輝きが生まれます。いわば「群れているから目立つ」のが普通の金です。
ところが、この黄鉄鉱の中の金はまるで違いました。金が、黄鉄鉱の結晶の骨組みの中に、独立した粒をつくらないまま、広く分散しているとみられたのです。
たとえるなら、砂浜に落ちた金のネックレスなら誰でも見つけられますが、砂粒の中に、金が独立した粒をつくらず、素材の一部として細かく散らばっているような状態では、誰も気づけません。
集団にならないから金属としての輝きも出ない。肉眼ではもちろん、普通の顕微鏡でも見ることができません。
だからこの金は「見えない金(invisible gold)」と呼ばれています。
ここで素朴な疑問が浮かびます。
黄鉄鉱は鉄と硫黄の鉱物であり、大量の金が入る余地は本来あまりありません。
なぜ金が入り込めたのでしょうか?
従来から鍵と考えられてきたのは、ヒ素でした。
ヒ素が硫黄の位置に入り込むと、きれいに揃っていた結晶がゆがみ、小さなすき間ができます。すると、大きめの金が、このすき間に入り込みやすくなると考えられてきました。
いわばヒ素が「ドアを開けた」ことで、金が結晶の中に招き入れられる、というわけです。
ただこれまで研究者たちは「黄鉄鉱に溶け込める金の上限は、ヒ素の量でおおむね決まる」と考えていました。
ところが今回は、一部の黄鉄鉱が、これまで考えられていたその上限を超えていたのです。
研究チームがさらに調べると、桁違いの金を含む黄鉄鉱には、ヒ素だけでなく鉛や銅も多く含まれていました。
ヒ素だけがドアを開けていたのではなく、鉛や銅も「別のドア」を開く助けになっていた可能性があります。
つまりヒ素に加えて鉛や銅があることが、桁違いの金を説明する重要な手がかりになったとみられます。
もう一つ、研究チームは興味深い傾向を見つけています。
すべての黄鉄鉱が同じように大量の金を含んでいたわけではありませんでした。
金の量は、採れた場所や、黄鉄鉱がどのように「育ったか」によって大きく変わっていたのです。
高温の熱水と冷たい海水が激しく混ざる場所では、黄鉄鉱が急速にできあがります。
急いでできた結晶は並びが整いきらず、ヒ素や鉛、銅などの不純物を巻き込みやすい。
そのぶん金が入り込む余地も多く、実際に飛び抜けた金濃度を示していました。
反対に、比較的ゆっくりきれいに育った黄鉄鉱では、今回の分析点で、金もヒ素も少ない傾向がありました。
丁寧に積んだ壁は、異物を抱え込みにくい。急いで積んだ壁は、思わぬ宝まで巻き込みやすい。
黄鉄鉱の「育ち方」が金のありかを示す道しるべになりうるという発見は、世界中の海底鉱床で金を探すための新たな手がかりになるかもしれません。
長い間、黄鉄鉱は人を騙す鉱物の代名詞でした。
けれど今回の研究は、日本の深海に眠る「愚者の金」に、世界でも最高級の濃さの本物の金が、原子のレベルで静かに溶け込んでいたとみられることを教えてくれました。
なお余談になりますが、研究者たちはこの鉱床の水深が比較的浅いことに着目しており、他のより深い鉱床に比べれば、将来の商業開発の難しさは小さい可能性があると述べています。
































中国が介入する前に掘りに行かないな
同感です。研究は素晴らしいけど、発表したことで他国が採掘に来るのではないかという懸念…
中国が介入する前に掘りに行かないな
発表したことで他国が採掘に来るのではないか
→逆です。日本の研究機関発表したことで、これはわが国の領土(領海)における資源だと国際的に示したことになります。
中国の活動は基本的に東シナ海です。青ヶ島は伊豆諸島の有人島です。カルデラも青ヶ島沖10キロ程度の領海内ですから、中国が介入することはまずあり得ないでしょう。
https://www.google.com/url?sa=i&source=web&rct=j&url=https://www.youtube.com/watch?v%3DLL6j7xucgf8&ved=2ahUKEwiCq6rNuteVAxUSafUHHcI9FnEQ__QQegoIAggACAAIDhAG&opi=89978449&cd&psig=AOvVaw1r36Hq5EYtL3dwgktkJiUv&ust=1784300265666000
昔サンゴを乱獲していたし来るかもしれん。海上保安庁がどれだけがんばれるか。
他国(中国)が領海内で不審な動きをしたら、躊躇いなく海賊行為と見做して撃沈して仕舞え。
黄鉄鉱に入り込んでいる”集まっていない”(素材としての)「金」を通常のキラキラ光る(見える)金にすることはできるのか?
商業ベースに乗せられるほどの埋蔵量は有るのか?
この仕組み使って何かに溶けてる金を効率よく回収できたりしないですかね。
コレで鉱石ラジオが作りたい!
錬金術より コストは良さそうですね~
熱水鉱床 日本には比較的浅い深海(700m)
にあるので 愚者の金回収 現実的なんだ
マンガンクラストよりは ゼヒ コレチムニー由来の金塊
です〰️って 見せて欲しい
黄鉄鉱から金の延べ棒を作り上げるのにどれくらいのコストがかかるんだろ?
溶鉱炉にボーイで鉄にしながら溜まったら金を取り出す。くらいが割高ですかねぇ?
カプセルトイ「変わった形の鉱物 〜自然の造形美〜」で黄銅鉱を引き当てる価値が上がりました。
自然史系博物館のショップでも800円程度で小さいのがかえるのでお手頃です
中国の介入を心配する方がいらっしゃいますが、この東青ヶ島海丘カルデラは青ヶ島から東方12キロ付近ということなので、日本の排他的経済水域どころか日本の領海の範囲です。
よって中国が介入することは不可能ですのでご安心を。
この鉱石から金を抽出したら金以外にヒ素と鉛が出てきちゃうってことでは
ちゃんと全部使いきれなかったら最終的に最終処分場からあふれてきちゃいそう
恐山という猛毒地帯に世界屈指の金資源があると言われて数十年。結局掘れるかっていうのは環境への影響次第、人体への影響次第なんでしょうね。
やはり日本ジパングは黄金の国だった。
先々週、石和/甲府へ観光にいって、物産館で四角い黄鉄鉱買ってきました。800円
一宮の浅間神社の鉱石みくじも買いました。小吉で透明な水晶が入ってました