この結果は、誰にでも当てはまるの?

研究チームは結果をもとに、骨折と転倒を防ぐためにカルシウムやビタミンDを決まりごとのように補うことは、証拠からは支持されないと述べています。
ここでの話は、あくまで「骨折と転倒を防ぐ」という目的にかぎったものです。
そして、この結論がすべての人に当てはまるとは限りません。
研究チームは、特定の骨の病気がある人や、骨粗しょう症の薬を使っている人は必要なものが違う可能性があるとして、この結果をそのまま自分に当てはめないよう注意をうながしています。
骨折の危険が高い人や介護施設で暮らす人については、カルシウムだけの場合や2つを一緒に補った場合の、多くの項目で証拠が足りていません。
チームが「危険度が高い」と考えたのは、平均年齢が80歳以上、介護施設で暮らしている、骨折や転倒をしたことがある、骨粗しょう症と診断されている、ビタミンDがかなり不足している、といった人たちです。
分析の一部は試験や参加者の数が比較的少なく、慎重に読む必要があるとも書かれています。
それでも、骨折や転倒の危険が特に高くない多くの大人にとって、骨のためのサプリに骨折や転倒を防ぐ効果はほとんど見られなかった、というのが今回の答えです。
「骨の材料なのだから、補えば骨は守られるはず」という考えは、とても分かりやすいものです。
けれども、たくさんの試験を集めて確かめてみると、毎日のサプリはその期待どおりには働いていなかったのかもしれません。


























