まわりの人は、その視線から何を読み取っていたのか?

この実験では、話し合いに加わったスタッフが、見た印象をもとに参加者の性格などを評価していました。
調べると、上司役やほかの部下役によく目を向けていた人ほど、スタッフから「まじめだ」と評価される傾向がありました。
これは自分が話している時の視線でも、人の話を聞いている時の視線でも同じでした。
研究チームは、まじめさが部下の視線の向け方を形づくり、その視線がまわりの人の印象に影響している、と結果を読んでいます。
つまり目の向け方は、まじめさを伝える合図の1つになっているかもしれないのです。
一方で、ほかの性格も視線の向け方と関係していましたが、まわりの人がそれを視線から読み取っている様子は見られませんでした。
たとえば開放性(好奇心や想像力が強く、新しいものや新しい考えを好む性格の特徴)が高い人ほど、話す時に目を合わせることが少なめでした。
目をそらす人は嘘をついていると受け取られることもありますが、視線が伝える意味はそれほど単純ではありません。
研究チームは、部下の側が自分の性格や力をどう伝えているのかを調べることが大切だとしています。
話し合いの場で伝わっているのは、話の中身だけではないのかもしれません。



























