11年独身でも約9割は「人生の満足度」が高いままと判明
11年独身でも約9割は「人生の満足度」が高いままと判明 / 台所で、両腕を広げて楽しそうに踊る男性です。 Credit: Photo by Vitaly Gariev on Pexels(Pexels のライセンス)
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11年独身でも約9割は「人生の満足度」が高いままと判明 (2/3)

2026.10.17 07:30:00 Saturday

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11年たって、独身の人の「人生の満足」はどうなった?

その結果は、以前の解析が描いた「下がり続ける独身」の姿とはかなり違うものでした。

人生全体への満足では、どの世代でも大半の人が1つの大きなグループにまとまったのです。

このグループの人たちは、11年間ずっと、満足度が尺度の真ん中を上回ったままでした。

その割合は、若い世代で94%、中間の世代で95%にのぼります。

年上の世代でも88%と、ほぼ9割でした。

つまり、長く独身を続けた人のおよそ10人に9人が、調査の期間を通して人生に満足し続けていたのです。

若い2つの世代では、このグループの満足度も年々わずかに下がりましたが、高い水準のままでした。

年上の世代の多数派では、満足度に統計的にはっきりした変化は見られませんでした。

満足度の高いこのグループの人は、そうでない人に比べて収入が多く、体の健康状態もよい傾向がありました。

性格の面では、不安や落ち込みを感じやすい傾向(神経症傾向)が低いという共通点がありました。

人づきあいに積極的な傾向(外向性)も、高めでした。

ただし、これは一緒に見られたという関係で、収入や性格が満足を生んだとまでは言えません。

一方で、どの世代にも、最初から人生の満足度が低い少数派がいました。

若い世代と中間の世代では、この少数派の満足度は年々上がっていきました。

そして最後の調査のころには、多数派に追いつくところまで来ていたのです。

ところが、年上の世代の少数派だけは違いました。

満足度は上がらず、わずかに下がっていましたが、統計的にはっきりした変化とは言えないものでした。

この少数派は年上の世代では約12%で、若い世代や中間の世代(約5〜6%)の倍ほどいました。

著者らは、人生の半ばという時期の事情が関わっているのではないかと考えています。

この年代は、結婚や家庭を持つことへの周りの期待が高まる時期だというのです。

さらにこの年代は、人づきあいや活動が減りやすいとされます。

家族やパートナーのいる友人と会うたびに、恋人を持つべきだという期待を意識しやすい可能性も指摘されています。

では、以前の解析で満足度が下がり続けて見えたのはなぜでしょうか。

著者らは、満足度の低い少数派が全体の平均を引き下げ、1本の下がっていく線に見えていた可能性があると見ています。

著者らの見立てでは、全員を1本の平均線でくくったことで、多数派の「高いまま」という姿が見えにくくなっていた可能性があるということです。

少なくともこのデータでは、長く独身を続けた人の大半が、10年以上にわたって人生への高い満足を保っていました。

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