2.心臓病のリスクを軽減する
調査では、ココナッツオイルはLDL(悪玉)コレステロール値が増加すると言われています。
一方、主な油分をココナッツから摂取している伝統的な生活を送る人々は、心臓病にかかる人が少ないという多くの調査結果があります。
1960年代からの行動的で体の引き締まった島人の食生活は、主に海鮮物、タロイモ、パンノキの実、バナナそしてココナッツなのです。 彼らの食生活は低脂肪だけではなく、少量の飲酒、塩、砂糖、乳製品や加工品も含まれます。
過去の食生活は食べるものが制限されていたのですが、大きな食生活や活動の変化にココナッツは対応しきれていないようです。
例を挙げると、サモアではココナッツの消費量は変わっていないにも関わらず、乳製品の摂取量が1960年に比べ2007年には3,800キロジュール(900カロリー)増えています。
※キロジュールはエネルギー単位です
太平洋諸島の人々は、現在、肥満数では世界トップとなっています。心臓病の発症率が高く、2型糖尿病はオーストラリア人の3倍の水準です。
太平洋諸島の人々は、皆ココナッツオイルを摂取しています。
最近の再調査によると、ココナッツオイルは血中コレステロールを減らしたり、心臓病のリスクを下げるような効果はないと明らかにしています。