■MITが自重の100倍以上の重さを持ち上げるロボットハンドを開発
■折り紙に着想を得たつくりで、色んなものを優しく握ることが可能
どことなくカワイイし強いし、その上優しいとか完璧では?
MITの研究で、なんと自重の100倍の重さを持ち上げられるロボハンドが誕生しました。このロボハンドは強いだけではありません。柔軟性が非常に高いため色んなものを掴めます。MITが公開した動画では、バナナからスプレー缶、果ては電動工具までを掴む動画が公開されています。
折り紙の原理を利用した優しく包み込む持ち方
このロボハンドは主に3つの部分に別れており、折り紙をもとにした骨格構造、その構造を覆う密閉された手袋のような部分、両者の接合部から成り立っています。コーンの形をしたロボハンドは、密閉部分の内側の空気の注入と吸引で大きさを変えます。それによって、中にある骨格構造を動かし、掴みたいものを掴むことができるのです。
ロボハンドがものを掴むときは、折り紙の構造をした部分が形を崩しフィットするようになっており、優しく掴めます。
またこの技術は、Amazonなどの配送関係にも大きな影響を与える可能性があるとのこと。安全に取り扱えるものの範囲が広いことは非常に大きなメリットで、壊れやすい商品や、形が奇抜な商品も掴めるロボットハンドの技術は、ずっと求められ続けているのです。
研究チームは今後更にこのロボハンドの「目」となるものを追加し改良しようと考えているようです。
掴まれているだけなのに、なんだか帽子をかぶっているみたいでおしゃれですね〜。