ボーイフレンドと殺害を決行
ジプシーは2013年、ネットのキリスト教系デートサイトにて、当時24歳だったニコラス・ゴドジョンという青年と知り合い、交際をスタートさせました。彼は自閉症を患っており、ほとんどジプシーの言いなりだったそうです。
その後、ジプシーはニコラスに母の殺害を頼み込み、ミズーリの自宅にある母親の部屋で計画を実行しました。事件後の調査では、ナイフで17度も刺されていたことがわかっています。そのときジプシーは、隣のバスルームにいて、隣室から聞こえてくる叫び声を聞くまいと耳をふさいでいたそうです。
警察がディーディーの遺体を見つけたのは、事件から4日後のことでした。
そしてその翌日、ニコラスの家に隠れていた2人は逮捕。ニコラスに対しては、現在第1級殺人の容疑で裁判が開始されているようです。
ジプシーは自らの罪を認め、10年の禁固刑に処されています。刑務所内でインタビューを受けた際、ジプシーは「母と暮らしていた時よりも今の方が自由を感じる」と話していました。母の身勝手な欲望で、自分の人生を生きられなかったジプシー。今後罪を償い、少しずつ自分を取り戻すことはできるのでしょうか。
恐らく程度の差はあれど、私たちの身の回りにも同じような症状を持つ人はたくさんいるでしょう。今回のドラマが、「注目されたい」という欲求で他の人を傷つけることにならないよう、注意喚起になるといいですね。