白色矮星を周回する微惑星を発見

イギリス・ウォリック大学のクリストファー・マンサー氏率いる天文学者たちは、世界最大の光学望遠鏡を用いて、白色矮星を囲むデブリ円盤を観察しました。デブリ円盤とは、岩石の破片やダストが惑星の周りに形成する円盤のことです。
すると、円盤内が2時間ごとに明るくなったり暗くなったりを繰り返していることが判明。この規則的な光の明暗シグナルの正体は、一体何なのでしょうか?
実はこの規則的なシグナルは、白色矮星を周回し、ガスを吹き飛ばす微惑星や惑星の破片によってのみ発生するもの。つまり、死滅した恒星を周回する微惑星が存在するという証拠に他なりません。
しかも、発見された微惑星の軌道期間はなんと2時間。非常に短い期間で周回しているということは、それだけ白色矮星の近くに微惑星が存在しているということです。
強い重力を持った白色矮星のすぐ近くに微惑星が存在しているという今回の発見は、今までの私たちの太陽系に関する考え方を一新させるものでしょう。もしかすると、白色矮星の周りに何十億年も惑星が存在し続けているのかも…?
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/20505
reference: sciencenews, sciencealert / written by やまりえ