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2019.04.22 Monday

前ページ人類の到達範囲 天の川の巨大さに比べれば微々たるもの

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「いつかきっと出会える」 まだ見ぬ相手に送り続けるラブレター

電波信号は19世紀に発明され、最初の通信は1895年に行われた。ラジオ放送が開始したのは、その数年後のことだ。

1974年には、米プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡の改装記念式典で、宇宙へ向けての意図的な電波信号の送信がはじめて行われた。以降100年以上にわたって、人類は宇宙空間へメッセージを送り続けていることになる。

アレシボメッセージ / Credit: Wikipedia

宇宙へ送信される電波信号の多くは、電離層によって歪められる。もし運良く電離層の影響を免れることができたとしても、100光年を移動する間に信号はかなり弱まり、ほとんど検出できなくなってしまう。

すると、もしそこに知的生命体が存在し、彼らが電波信号の技術を持っていたとしても、私たちが送った電波信号を拾うことはおそらくできないだろう。残念すぎる…。

また、逆も然りだ。100光年先の彼方から、何らかの知的生命体が、私たちとぴったり同じ時期にたまたま電波信号の技術を開発し、宇宙へ向けて電波信号を送ったとしよう。信号が地球に到達する頃には、電波信号はとっくに弱まり、探知できない可能性が高い。

宇宙は広大だ。広大すぎる…。

私たちが知的生命体を見つけられる日は、そうすぐには訪れないかもしれない。でも、いつかきっと出会えると信じて、人類はまだ見ぬ相手へのラブレターを健気に送り続けるのだ。

NASA「29歳おめでとうハッブル! 記念に「巨大砂時計」を撮影したよ〜!」

reference: sciencealert / translated & text by まりえってぃ

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