恥ずかしがり屋は進化の過程で生まれた?
「恥ずかしがり屋」という言葉には多少のネガティブなニュアンスが含まれているが、それは本当に悪いことなのだろうか?
ロンドンのCentre for Anxiety Disorders and Traumaに勤める臨床心理士のクロエ・フォスター氏は、恥ずかしがり屋という性格はいたって通常のものであり、それが社会的な不安にまで発展しない限りは何の問題も生じないと語る。
またエレー教授は、「恥ずかしがり屋な人間の出現が進化の上で必要だった可能性」についても述べている。
恥ずかしがり屋であれば集団での生活を好まないため、そこに行動の多様性が生まれる。また、リスクや危険についても回避する傾向があり、こうした性格が子孫を残していくために有益だったことも考えられるのだ。