どうしても恥ずかしがり屋をなおしたい人には…
とはいえ、自分が恥ずかしがり屋すぎて苦しんでいるという人も中にはいるだろう。恥ずかしがり屋であるがゆえに集団に溶け込めず、それが大きなストレスとなってしまっている人については、認知行動療法が最も有効であるとされている。
このセラピーは人の思考や行動パターンにメスを入れ、そこに変化を与えていこうとするものだ。認知行動療法によって、自分のネガティブな思考が明らかとなり、適切な行動パターンを身につけることができる。
しかし恥ずかしがり屋は病気ではないので、重要なのはそうした自分自身を受け入れ、ありのままの自分でいられる環境に身を置くことだろう。恥ずかしがり屋な人にしかできないことや、恥ずかしがり屋な人しか持たない特別な才能も存在しているはずだ。
特にコミュニケーションの形が多様化する現代、ある意味恥ずかしがり屋な人にとっては「時代」が来たといえるのかもしれない。
最も雄弁な人が、最もいいアイデアを持っているとは限らないのだ。