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「銀河系の端」が初めて観測できたよ! 50万光年の最果てとは (2/3)

2019.06.22 Saturday

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銀河の果てはどこなのか?

今回の観測では、そんなハローの端を調べるために、青色水平分枝星やこと座RR型変光星という星を利用している。

変光星を使った距離測定については、種類が違うがこちらで詳しく説明しているので、興味があれば確認して欲しい。

水平分枝星というのは、あまり聞き慣れない天体だが、これは星の色に関係なく、絶対等級という明るさが全て一定の恒星のことだ。星の色と明るさを比較した分布図にプロットした場合、水平に並ぶためにこのように呼ばれている。

Credit:東北大学,ICRR,Masashi Chiba

青色水平分枝星は、太陽より質量が軽く年齢が古い星でヘリウムの核融合で輝いている星だ。

絶対等級が一致している天体というのは、見かけ上の明るさの違いで距離の違いを推定することができる。同じ水平分枝星で暗く見える天体というのは、地球からより遠いということだ。

こうした天体を観測していくことで、今回の研究では青色水平分枝星が52万光年を超えた場所から急激に減少していることを確認したという。

また、こと座RR変光星は今回のデータと比較すると、青色水平分枝星よりもっと手前の距離で減少しているため、ハローは銀河の内側と外側で形成の状況が異なっていることを示唆しているという。

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