高エネルギー光子シャワーの謎
設立以来、同天文台は超新星爆発や活動銀河核による放射線を数多く記録してきたが、一方でそれとは異なるミステリアスな放射線も観測している。それが高エネルギーの光子である。
今回、研究チームが天文台で観測された光子シャワーを分析した結果、その内の一つが観測史上最高の100TeVを記録していた。
しかし驚きも束の間。他のデータも調べてみると、なんとその数値をさらに上回る500TeVのエネルギーが確認されたのだ。まるでインフレが激しい少年マンガのようだ。
このエネルギーは専門家によると、1個のピンポン球が空から降ってくるときのエネルギーに匹敵するとのこと。ちなみにTeV(テラ電子ボルト)とは、1電子ボルトの1兆倍を意味している。
そして高エネルギー光子を数年にわたり調査した結果、その光源が「かに星雲」にあることを特定された。