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謎多きミタンニ王国の「宮殿」が突如出現 チグリス川のほとり (2/2)

2019.07.04 Thursday

前ページ激しい干ばつで川の中から遺跡が出現

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ミタンニ王国そのものの遺跡発見で謎の解明に期待高まる

この場所では、文字が刻まれた板が過去にも見つかっており、これまでの解読では、この場所には紀元前1800年頃から400年ほど続いた古代都市Zakhikuが存在したと考えられてきた。この都市の存在が本当なのかも、発掘された異物から明らかにされるかもしれない。

チームは、「ミタンニ王国の政治・経済・興亡・歴史をさらに解明したい」と期待を膨らませている。

これまでミタンニ王国に関する情報の多くは、シリアのテル・ブラクアララハといった近隣都市からの情報源に依存してきた。その意味で、今回ミタンニ王国そのものの遺跡が発見されたことの意義は大きい。

造成地の跡 / Credit: University of Tübingen, Kurdistan Archaeology Organisation

婚姻記録などの古書物によると、ミタンニの王族はエジプトのファラオとも交流があったようである。

首都さえもまだ特定されていないミステリアスな王国…。現在遺跡は再び水の中に沈んでしまったようだ。次にいつ姿を見せるかもわかっていない。

スコットランドの古城の洞窟に眠っていた「秘密の扉」が発見される

reference: sciencealert / written by まりえってぃ

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