急ピッチで進む調査にもかかわらず、いまだ原因不明
ノルウェー食品安全局の広報担当者によると、この謎の病気は犬にとって明らかに深刻であるものの、それが伝染性のものか、単なる個別の症例に過ぎないかは分からないそう。
ノルウェーの獣医学研究施設「Norwegian Veterinary Institute」の緊急・安全ディレクターを勤めるJorun Jarp氏は、「健康だったノルウェーの犬たちが、これほど短期間の間に死亡することは、当然警戒すべき事態です。これはとても特別な状況で、これまでこのような事例に遭遇したことはありません」とコメントしています。
解剖した犬の体内からはさまざまな種類の食品が見つかっており、特定の食品が原因とは考えにくいようです。病気にかかった犬たちは国中のあらゆる場所から来ており、それぞれに異なるものを食べたり飲んだりしていました。
Norwegian Veterinary Instituteでは現在、ウイルス、細菌、菌、寄生虫が病気を招いた可能性を現在調調査中です。急ピッチで調査が進むものの、今のところ個体間のこれといった共通点は1つも見つかっていません。
ノルウェーとその近隣国の愛犬家たちを震撼させる謎の病気。一日も早く原因が究明され、これ以上の病気の蔓延に歯止めがかかることを祈るばかりです。
reference: theguardian / written by まりえってぃ