月をさらに大きくする「チート技」とは?
広大な海や山を背景に、大きな月や太陽が登ったり沈んだりする映像を見たことはありますか? これは目の錯覚で、人間がもつ「距離感」という特別な感覚によるものです。
人間の目は左右に2つ付いているため、瞳に写っている物の左右のズレ(視差)や、大きさを知っている建物や木などを利用して距離を測ることができます。
空高くに月があるときは月の周りには夜空しかありません。夜空とは遠いものだと脳は知っているので、小さく見えます。
逆に、ビルや山の後ろに見える月は、それらのすぐ裏に月があるように見え、大きく感じてしまうわけです。
つまり、月が水平線付近でスーパームーンになれば、錯覚で更に大きく見えるベストタイミングなのです。
4月7日は忙しい日々を忘れて、優雅に大きな月を見上げてみてはいかがでしょうか。