近いものほど大きく見える。月の楕円軌道による遠近法
実物の大きさに関わらず、近いものほど大きく見えるのは当たり前の感覚ですよね。実はこの当たり前の効果によって、スーパームーンは大きく見えているのです。
まず、なぜ地球に月が近づいてくるのでしょうか? 「月は地球の周りを円のように同じ半径を描いて回っている」と思う人もいるかも知れません。
しかし月の軌道は、「楕円」軌道を描いて地球の周りを回っています。
楕円軌道なので地球に近づくときと遠ざかるときがあるのは図を見れば分かりますね。
遠ざかるときは逆に「マイクロムーン」と呼びますが、こちらはあまり有名ではないようです。ちなみに10月にお団子を食べながら見る中秋の名月は、このマイクロムーンです。
では、めいっぱい大きな月を楽しむにはこれが限界なのでしょうか?
いえいえ、まだ「チート」みたいな方法が残っているんです。