感情をコード化する
今回の実験ではネズミの表情をAIに学習する一方で、それぞれの感情をとったときに、脳内のどのニューロンがどのようなパターンで活性化するかが観察されました。
ニューロンの観測にあたっては、電極を刺し込むより負担が少ない、2光子カルシウムイメージング法を用いてマウスの脳が覗き込まれました。
そしてマウスに「痛み」や「快楽」などの刺激を与え、表情を記録すると共に、個々の脳細胞の活動パターンを記録しました。
その結果、それぞれの感情に対応する特徴的なニューロンの活動が確認され、感情のコードが明らかになりました。
マウスがそれぞれの感情を感じているときには、対応するコードが高い再現性で記録されたのです。