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地球最長の生物「アポレミア」を発見! 数百万の個体が合体した深海生物の神秘 (2/2)

2020.04.09 Thursday

前ページ地球上で最も長い!

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One for All, All for One

クダクラゲは、今回のアポレミアも含めて、無性生殖によりクローン増殖します。

基本的には、全員が繋がっているヒモ状の軸の何ヶ所かで、出芽するように個体が生まれます。主な生息域は沖合や深海で、水面に出てくることはほぼありません。

たまに波が静かな時に比較的浅い場所に浮かんでくることはあるそうです。

そして、コロニーに属する個体たちは、別々の器官として働きます。ある部分は、食料採取係としてトゲのある触手やエサを惹きつける赤いルアーのような部位を持ち、ある部分は、生殖や海中移動に特化しています。

画像
Credit: twitter/Open Ocean Exploration

また、エサを摂取した個体は、全員が繋がっている軸に栄養素だけを流すことでエネルギーを共有します。

この軸は、メンバー全員に送られる神経シグナルの伝達回路としても機能しており、移動する時は、数千〜数百万の成員が協力して移動モードにトランスフォームするそうです。

ちなみに、動画内の状態は、食料採取のために海底へ移動する際の移動モードにあります。

こうして、それぞれが自分の仕事をこなしながら、また、全体は1つの大きな共同体として行動します。

まさに「One for All, All for One(ひとりはみんなのために、みんなは1つの目的のために)」の精神を持った生物と言えるでしょう。

reference: sciencealertnewsweek / written by くらのすけ

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