神殿としての役割を持つ?「TempleOS」
TempleOSは「HolyC」と呼ばれるプログラミング言語で作成、2013年にリリースされました。
このHolyCは、一般的なプログラミング言語である「C言語」および「C++」によってデイビス氏が開発した独自のC言語です。
また、640×480解像度、16色ディスプレイ、単一音声などのシステム機能を有しており、シンプルな出力が特徴的です。
TempleOSには複数のゲームが搭載されており、独自のゲームを遊ぶことができます。
統合失調の影響を受けたであろう彼の思想はこのOSに反映されています。
もともと彼はこのOSを「神の神殿」として作成しており、OS使用者が神と交信することを意図していました。
そのためOSには聖書の比喩表現が多く含まれており、内蔵されたゲームにもランダムテキストによって「神からの信託」を作成するものがあります。
しかし、彼のファンのほとんどが実際にOSを使用して神に話しかけなかったことからも、「彼の意図」は評価されなかったのでしょう。
また、TempleOSが完成した後、デイビス氏はOSを用いて神と話すことに時間を費やし、その光景をビデオブログとして投稿し続けました。
彼の発言には人種差別や同性愛嫌悪の表現が多く含まれており、その過激さゆえに、いくつかのウェブサイトでは彼のアクセスが禁止されるようになったのです。