統合失調症による苦しみ
デイビス氏は1969年に米国ウィスコンシン州で生まれました。
彼の父親は工場エンジニアだったので幼少期からコンピュータについて学ぶことができました。そして、その後順調に成長しプログラマ―となりました。
しかしながら、1996年から定期的に躁病(そうびょう)症状を経験し始めたようです。当初、彼は双極性障害との診断を受けましたが、後に統合失調症と判明。
彼は「宇宙人と政府のエージェント」の妄想によって苦しんでおり、何度も精神病院に滞在することになりました。
また彼のコミュニケーション能力は統合失調症の影響を大きく受けており、物議を醸す表現を何度も用いていました。
ただし、コンピューター関連の話題については明快に話すことができたようです。
そして、デイビス氏がカトリック教徒として育ったことも関係していると考えられますが、彼は「神からの啓示を受けた」と述べ、新しいOSである「TempleOS」を作成し始めました。
デイビス氏の思想が統合失調症によるものなのか、本人の述べた「神」によるものなのかは分かりません。
しかし、彼の残したTempleOSは好評であり、彼のファンを生み出すことになりました。