7月半ば~下旬:夕方に彗星を観測しよう
でも、嬉しいことに次のチャンスがあります。15日以降は日の入り1時間後に北西の方角に見えると予想されていますよ。
また、だんだん高度が高くなり、位置的には条件がよくなってきます。
しかし、明るさはどんどん暗くなっていくので、ちょうどいいタイミングを逃さないようにしましょう。
15日頃の明るさは約2等級で高度は約9度と予想されているので、まだ厳しそうですが、20日頃の明るさは約3等級になるものの、高度は約20度になると予想されています。
これなら肉眼で見えそうなレベルの明るさですし、高層ビルが多い都内でも現実的に挑戦できる高度です。一番狙い目の時期でしょうか。
25日頃には西北西の方角に移動します。明るさは約4等級になって肉眼で見るのは難しいですが、高度は約30度になると予想されているので、双眼鏡で狙うのは十分にアリです。この頃には、梅雨明けも期待できますね。
それに、目で見るのは厳しくても、カメラで撮影して、彗星の姿をとらえるという楽しみ方もありますよ。
目印は「北斗七星」と、春の大三角を構成する、しし座の2等星「デネボラ」を探して、その間を見ると良さそうです。