少数で動く理由は「狩りの成功率」にあり?
また、少数で動く理由は、狩りの成功率にありました。
データによると、オグロメジロザメは行動を共にしたときに採餌の成功率が高く、単独で動くと成功率が低くなっていたのです。しかし、狩りのパーティーには上限もあり、数が多くなりすぎるとエサを巡る争いが発生していました。
研究主任のヤニス・パパスタマティウ氏は「単独で動き、子育てもしないサメが多くを占める中、こうした複雑かつ持続的な社会を築くサメはかなり異例」と指摘します。
研究チームは今後、他の動物種におけるコミュニティーと比較することで、オグロメジロザメ独自の社会性を解明していく予定です。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/62344