足跡は2匹分存在している
さらに興味深いことに、この岩盤にはもう一匹の生物の足跡も残っていたのです。
これは1つ目の足跡とおそらく同種の動物が斜めではなく真っ直ぐ斜面を登って移動した跡だと考えられています。
2匹は同時に歩いていたわけではなく、おそらく数時間から数日の間を開けて同じ場所を通ったのだろうと科学者たちは推測しています。
また2つ目の足跡は右足跡から爪跡が欠けており、痛みで足を引きずっていたような痕跡が見られました。
もう1匹は怪我をして歩いていたようなのです。
この2匹が具体的にどういう生き物だったのか、一体何があったのか、そこまではわかりませんが、偶然見つかったこの足跡が、非常に貴重な古代の遺物であることは確かなことでしょう。