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Credit: researchgate
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アフリカの孤島で「ドラゴンみたいな猛毒ヘビ」を新発見!学名は研究者が好きなヘヴィメタバンドに由来

2020.08.31 Monday

西アフリカ沿岸から約30キロの沖合に浮かぶビオコ島にて、毒ヘビである「ブッシュバイパー(Atheris)」の新種が発見されました。

学名は、ヘヴィメタル・バンド「メタリカ」のギタリスト、ジェイムズ・ヘットフィールドにちなみ、「アセリス・ヘットフィールディ(Atheris hetfieldi)」と命名されています。

研究主任のルイス・セリアコ氏(ポルトガル・リスボン大学)いわく、「トゲトゲしい鱗とドラゴンのような見た目がメタリカを思い起こさせた」とか。

ビオコ島で新種のヘビが見つかったのは100年以上ぶりで、島の固有種として認定されたのは本種が初めてとのことです。

  trendswide https://trendswide.com/new-species-of-a-venomous-african-bush-viper-is-named-after-metallicas-james-hetfield/

三角形の頭を持つ猛毒のヘビ

アセリス・ヘットフィールディは、全長50センチに達し、全身がトゲの浮き出た鱗に覆われています。頭部が三角形のおむすび型になっているのも大きな特徴です。

1900年代に目撃の報告例があったそうですが、形態・分類学的に特定されたことはありませんでした。

セリアコ氏は「他のブッシュバイパーとは見た目の特徴がかなり異なり、今後も研究の余地がある」と話します。

ブッシュバイパーは猛の持ち主であり、噛まれると非常に危険です。ひと噛みされただけで激しい痛みと腫れを引き起こし、アフリカでは死亡例も数件ほど確認されています。

また、ブッシュバイパーに特化した解毒剤もいまだ開発されていません。

次ページ「メタリカ」は新種の名前にうってつけ?

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