翼の中に人を乗せるV字型飛行機「フライングV」
2019年、研究チームはこれまでにないユニークなV字型飛行機プロジェクトを発案しました。
通常の飛行機は翼と胴体がはっきり分かれています。胴体に客室や貨物室、燃料タンクなどが含まれており、「胴体を翼で飛行させる」形式となっているのです。
しかし発案されたV字型飛行機は「機体全体が翼」とも言える形状であり、翼の内部に客室を含むすべてが入ります。
このユニークな形状は飛行機に軽量化をもたらすため、今日使用されている最先端民間航空機「エアバス(Airbus A350-900)」よりも燃料を20%削減できるとのこと。
ちなみに想定されているV字型飛行機フライングVは、エアバスA350と同等の翼幅になります。客席も314席あり貨物収容量もほぼ同じなので、従来の飛行機の性能を維持しながら燃料削減できると注目を集めています。
フライングVの開発プロジェクトは既に開始されており、現在に至るまで様々な研究が行なわれてきました。