革そっくり!?菌類からつくるバイオマスシート
新しく作成された「革に似た素材」とは、真菌由来のバイオマス(有機性資源)シートです。
これは低コストの農林業副産物(おがくずなど)を再利用することで、菌類から生産できます。
農林業副産物は糸状菌(しじょうきん、管状の細胞から構成されている菌)の成長を促すための原料として利用されます。
そして数週間以内には菌類のバイオマスを収穫できるようになるのです。
その後、菌類バイオマスはプレスや架橋(化学反応によるポリマー同士の連結)などの物理的・化学的プロセスを経て、シート状に形成されます。
ビスマルク氏によると、このようにして完成した菌類シートは革のような見た目をしており、革と同等の材料特性と触覚特性を示すとのこと。