電磁場にさらすとマウスもヒト細胞も糖尿病が治療される
電磁場が糖尿病を治療するかどうかを確かめるために、研究者たちは新たに糖尿病になったマウスに睡眠中、地球の100倍の電磁場にさらしました。
結果、驚きの事実が判明します。
電磁場にさらすことわずか3日間で、マウスの糖尿病が大きく治療された(インスリンが効きやすくなった)のです。
また、他にも興味深い事実が判明します。
電場と磁場の両方(電磁場)に晒されると糖尿病が治療される一方で、磁場だけにさらされた場合は逆に糖尿病が悪化することが判明したからです。
ただこの時点では、電磁場が「マウスだけ」に効き目を及ぼすといった種限定的である可能性もありました。
そこで研究者たちは、シャーレで培養されたヒトの肝臓の細胞に対しても電磁場にさらす実験を行いました。
結果、ヒト肝細胞もマウスと同様に電磁場に反応して、インスリンに対してより敏感に反応するようになっていました。
インスリンに対して細胞の感受性が高くなれば、より少ないインスリンでも効率的に血糖値を下げることが可能となり、糖尿病の治療につながります。
ただ問題は電磁波が糖尿病を治療することはわかっても、その仕組みが不明である点です。