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22歳で認知症になった男性 / Credit:Canva
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22歳で「認知症」になった男性、2年後に亡くなる

2026.01.13 11:30:43 Tuesday

認知症といえば、老化によって高齢者がなるもの、と考えがちです。

しかし実際には、認知症は必ずしも高齢者だけの病気ではありません。

イギリスでは、22歳という若さで認知症と診断され、わずか2年後の24歳で亡くなった男性がいます。

この極めて稀な症例は、「認知症とは何か」「なぜ若い脳が壊れるのか」を考えるうえで、重要な手がかりを与えています。

Dementia at just 24-years-old – how Britain’s youngest sufferer may help researchers understand the disease https://theconversation.com/dementia-at-just-24-years-old-how-britains-youngest-sufferer-may-help-researchers-understand-the-disease-272972

22歳で「前頭側頭型認知症」と診断、24歳で死去

この男性は、イングランド東部ノーフォーク州に住んでいたアンドレ・ヤーハム(Andre Yarham)さんです。

ヤーハムさんは2022年ごろから認知症を思わせる症状を示し始め、その後、22歳のときに認知症と診断されました。

当初、家族が感じていたのは「深刻なの病気」をすぐに疑うほどの異変ではありませんでした。

以前より忘れっぽくなったこと。 ぼんやりとした無表情になることが増えたこと。

若い人でも、疲れやストレス生活リズムの乱れなどで起こりそうな変化です。

しかし、その後の進行は異常なほど急速でした。

次第に言葉が出にくくなり、家族との意思疎通が難しくなっていきます。

やがて自分の身の回りのことができなくなり、行動も周囲から「不適切」と受け取られる状態が増えていきました。

最終段階では、言葉をほぼ完全に失い、車椅子での生活を余儀なくされます。

そして診断から約2年後の24歳で、ヤーハムさんは亡くなりました。

彼が診断されたのは、「前頭側頭型認知症」と呼ばれるタイプの認知症です。

これは、一般によく知られているアルツハイマー病とは性質が異なります。

アルツハイマー病では、記憶障害が初期から目立つことが多いのに対し、前頭側頭型認知症では、人格や行動、社会性、そして言語機能が早い段階から障害されやすいという特徴があります。

これは、脳の中でも前頭葉と側頭葉が主に侵されるためです。

前頭葉は感情のコントロールや衝動の抑制、社会的な判断を担い、側頭葉は言葉の理解や意味の処理に深く関わっています。

そのためこの病気では、「物忘れ」よりも先に、「その人らしさが変わる」「言葉が失われる」「行動が制御できなくなる」といった変化が表面化します。

ヤーハムさんの症状の進み方は、前頭側頭型認知症の特徴とよく一致していました。

では、彼の脳はMRIでどのように見えたのでしょうか。

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