自重の約3万9000倍の重さに耐えられる!
”悪魔の甲虫”は、アメリカ南西部に分布し、岩の下や木の中といった窮屈な場所に生息します。これも頑丈な体が必要な理由のひとつです。
この甲虫は、ずっと昔に飛翔能力を失っており、前翅がくっついて盾のようになっています。
驚くのは、この小さな虫が車にひかれても平然としていることです。
こちらがその実験映像です。
そこで研究チームは、甲虫の耐久力を調べるため、ラボ内で圧縮テストを実施しました。
その結果、なんと自重の約3万9000倍の重さに耐えられることが判明したのです。
研究主任のデイビッド・キサイラス氏は「飛んで逃げることができないので、捕食者が食べるのを諦めるような鋼鉄の体を発達させたのでしょう」と話します。