先月の「ベスト3」実際にどう見えた? レポート
11月は筆者のいる都内は冬型の天気になってきて、晴れる日が多かった印象です。
皆さんの住んでいるところはどうでしたか?
それでは、「11月の星の見どころ」の結果をお伝えします。
Best3の「月と火星が共演」は、11月25日と26日の2日間でしたが、天気が良かった26日に観測をしました。
今月は火星をとりあげなかったものの、まだ明るいので見ておきたいですね。
なんと言っても、先月良かったのは、Best2の「細い三日月と金星、水星の共演」が見られたことです。
11月12日~14日にかけて3日間のチャンスでしたが、1日目の3つの天体が直線のように並ぶ様子は曇っていて見られず。
2日目は、三日月と金星が接近する様子は見えたものの、東の空の低い位置に雲が多く、水星はわかりませんでした。
3日目の細い三日月と水星が接近する様子が一番見たかったのですが、水星の高度が高くなる頃には空が明るくなるので、条件は厳しいものでした。
しかし、ビルの谷間を探し、隙間からのぞく三日月と水星を写真に収めることに成功しました!
そして、Best1の「三日月と木星、土星の共演」は、少しもやがかかっていましたが、きれいに3天体が並ぶ様子を見ることができました。
ただ、空が暗くなった時点でだいぶ高度が低いため、すぐに建物の影に隠れてしまいました。
早いもので、2020年も残り1月です。最後まで見逃せない天文現象がたくさんあるので、ぜひ観測に挑戦してみてください。