第5位 禁忌の人体実験が可能に?人工臓器を組み合わせた「疑似人体」を開発
近年のバイオテクノロジーの急速な進歩は、脳を含む様々な臓器を試験管内部で培養することが可能となっています。
そこで、とある企業の研究者は、これら人工的な臓器(オルガノイド)をカートリッジ化して組み合わせることで、疑似的な人体を錬成することに成功しました。
疑似的な人体は脳や胃・肺・筋肉・すい臓・皮膚・血管などあらゆる人間の臓器を備えています。
これら疑似的な人体は、禁じられた人体実験の対象として非常に有望であり、これからの創薬で主導的な役割を果たすと期待されます。
もしかしたら、未来の研究所では、カートリッジ化した臓器でつくられた疑似人体がチューブの中に多数、浮いているかもしれません。
しかし脳のカートリッジ(オルガノイド)は慎重にあつかう必要があるでしょう。
人工臓器製造技術の飛躍的な進歩により、現在作られている脳オルガノイドは既に大脳・中脳・小脳を備え、妊娠中の胎児と似た脳波を放出するまでに至っています。
脳オルガノイドの成長は10カ月で自動的に停止してしまうという原因不明の奇妙な性質があるものの、限りなく本物に近い脳オルガノイドは、いつか意識を持つに至るかもしれないからです。