「私」「私たち」を多用するのは認知機能に負荷がかかっている証拠
研究チームによると、「私」「私たち」などの代名詞を多用するのは、その人が認知的負荷を背負っている証拠とのこと。
セラジ氏も「彼らは何かをずっと考えたり取り組んだりしていて、より自己中心的になっている」と述べています。
また、この傾向を精神疾患とも関連付けており、「時折、『私』という言葉の使用は、うつ病や悲しみと相関します。人々はうつ病になると、自分自身に特に集中する傾向をもち、他人との関わりをあまり持てなくなります」とのこと。
ところで、「離婚する3ヵ月前から言語に変化が出る」のであれば、人の言語を分析することで、離婚を事前に察知できることになります。
そして「言語から人間関係の予測が可能」であることは以前から知られています。
実際、2000年に行われた研究では、15分のインタビューから、カップルが別れるかどうかを93%の精度で見分けることができたのとのこと。
さて、今回や過去の研究が示しているように、離婚や失恋は私たちに様々な身体的変化を与えます。
今後、この変化に対する理解が深まれば、離婚を含む悲惨な出来事に上手に対処する方法を見つけられるかもしれません。