実際に使ってみた
では早速、実際に外に出て試してみましょう。日差しが良くて水平な場所を探します。
同封されていたコンパスの「北」と、仰釜日晷の針先が向く方向と合わせます。
デジタル時計を見ると、現在時刻は10時41分。
では日時計の時刻を読んでみると…
10時を示す巳の2つ隣の線あたりに影先があるので、10時30分~45分を示しています。若干の誤差はあるもののほぼ現在時刻を示しています!有能!
今度は日付を見てみましょう。今日の日付は4月30日なので、円盤右側の穀雨か立夏あたりを指してるはず…
影先は、ちょうど1ヶ月後あたりの小満と芒種の間にあります。若干ずれている…。設置場所が悪いか、少し作りが甘かったのかな…。それでも、1ヶ月の誤差に押さえているのでよしとします。
このように仰釜日晷は、時刻と日付という今日の一般的な時計と同じ機能を持ち合わせています。機能の正確さに目を瞑れば、現代の時計と遜色ないのです!
ただ、せっかくの機能を持ち合わせている仰釜日晷も、実際に使わなければ意味はありません。そこで、「いつでもどこでも日時計を使いたい」という熱い思いを元に、腕時計にして実際に使ってみようと思います!