日時計の使い方
仰釜日晷は時刻と日付の2つを読むことができます。まず、時刻の読み方を見ていきましょう。
時刻の読み方
半球の中に描かれている縦線が、時刻を表しています。
縦線の中で最も長い線にはそれぞれ干支の文字が書かれており、左から卯、辰、巳…と続いていきます。この仰釜日晷には、午前5時から7時までを表す卯時から始まり、17時から19時の酉時まで読めます。
干支の文字が書かれている線が、ちょうど干支の時刻の中間を示します。また、縦線の1つは15分を意味します。なので、日時計の針先が辰時から右へ2つ目の縦線を指しているときは8時30分を表します。
また、半球にある横線は日付を表します。日付の読み方も確認してみましょう。
日付の読み方
仰釜日晷の半球に描かれている横線で節気を読むと、大まかな日付を確認できます。
節気は、1節気15日で2節気でおよそ1ヶ月になります。太陽とその周りを動く地球の位置で影の長さの変化するので、その影の長さによって日付が確認できる仕組みです。
それぞれの節気の名前に割り振られた名前は、下の画像のようになっています。
仰釜日晷における節気は円盤に書かれています。円盤の右側が冬から夏の節気を表し、左側が夏から冬の節気を表します。
円盤の左側か右側のどちらを読むかは、季節の流れを考えて読みます。例えば、春だったら右側を、秋だったら左側を読むというわけです。
では、時刻と日付の読み方がわかったところで実際に使ってみます。