「着るディスプレイ」
中国の復旦大学の研究チームが開発したのは、長さ6メートル幅25センチメートルの光り輝く電子の布地です。
電子繊維をこのような大きな面積で実現したのは、今回の研究が初めてです。
この電子テキスタイルは、通常の布地のような通気性、柔軟性にすぐれ1000回以上、伸縮や圧力を加えても性能を失わない安定性があります。
さらに、100回以上洗濯しても機能を失わない高い耐久性を持っています。
この布地をうまく組み合わせれば、衣服のディスプレイを作ることが可能で、さらにタッチパネルのように操作することができるそうです。
大学のページで公開されている動画では、チャットの画面が袖に表示され、それを袖に表示されたキーボード操作で返信している様子が映し出されています。
また同じ動画中には、袖の上に地図のナビゲーションを表示しているデモも映されています。
現在スマートウォッチなどで行われている機能を、そのまま服の表面で実現することに成功したのです。
洗濯もできる耐久性と、広い面積の表示能力は、かなり実用性の高い布ディスプレイが実現したと言っていいでしょう。
しかし、この不思議な布地は、一体どのようにして作られているのでしょうか?