触覚テキスタイルの衣服は動きやポーズを感知する
研究チームは、触覚テキスタイルを使ったベストや靴下、手袋などを作成しました。
それらは通常の衣服にしか見えませんが、圧力が加わった部位や強さを正確に検知できます。
そして圧力の変化から、現在どんな動きをしているか判断することも可能。
例えば触覚テキスタイルの靴下は、足裏の重心の変化を正確に測定し、現在の体勢やその後どんな体勢に移行するのか予測できます。
また触覚テキスタイルのベストは、着用者の姿勢や触られたときの質感も検出できるとのこと。
これらを活用するなら、経験豊富なスポーツ選手の動きを記録して、新しい選手の訓練に役立てられます。
老人ホームなどの支援施設で、転倒などのトラブルを素早く把握することも可能でしょう。
さらにロボットを触覚テキスタイルで包むことで、簡単に触覚を与えられます。
このように触覚テキスタイルは、触覚センサーを「装着する」ものから「着る」ものへと変化させました。今後の応用にも期待できます。