緊縛プレイを好む人の愛着スタイルは安定型!?スリルを強く求める傾向あり
同じ研究の中では、参加者の4つの愛着スタイル(安定型・拒絶型・とらわれ型・恐れ型)が調査されました。
その結果、BDSMを好む人々は一般の人々よりも安定型の愛着スタイルを持っていると判明。
これはBDSMを好む人々がそうでない人々よりも、他の人と感情的に親しみやすく、相互依存関係を快適に感じやすいということです。
また、256人のBDSM集団と300人の一般集団を比較した別の研究では、スリルを求める傾向についても調査されました。
その結果、BDSMを好む人はそうでない人よりも、スリルと目新しさを強く求める傾向があると判明。
加えてBDSM集団の一部は、ストレスに対処するためにBDSM関連の活動を行なっていたとのこと。
さて、今回の研究は、嗜虐的性向をもつ人々の心理メカニズムに光を当てるものとなりました。
ただしSchuerwegen氏が指摘するように、この研究に参加したBDSM集団は、自分たちに対する世間の見方をイメージアップさせるため、調査に対して偽って回答している可能性もあります。
嗜虐的性向に至る精神を紐解くには、今後さらなる研究が必要でしょう。