超小マイクロチップは注射針を通過するサイズ
従来の埋め込み型電子機器は、体積効率が非常に悪いと言われています。
大抵の場合、複数のチップと部品、またエネルギー源としてバッテリーを積む必要があったのです。
ところが研究チームは、世界最小のシングルチップシステムを構築し、その総体積は0.1mm³未満だと報告しています。
ダニと同じサイズであり、顕微鏡がなければしっかりと確認できません。
シェパード氏はこのマイクロチップについて次のように述べています。
「これは『システムとしてのチップ』という新しいアイデアです。付属品なく単独で完全に機能する電子システムとしてのチップなのです」
さらに、このマイクロチップは皮下注射の針を通して体内に移植し、体温を測定できるかもしれないと言われています。
実際、テストではマウスの脳や後肢にチップが埋め込まれ、体温が記録されました。