昆虫サイズのロボットを作る代わりに昆虫をロボットにする
現在、地震で倒壊した建物や原子力発電所の事故現場など、人間が入り込めない場所で多くのロボットが活動しています。
ですが最先端のロボットであっても、移動能力の柔軟性は動物には及びません。
特に昆虫サイズの小型ロボットの分野では差が大きく、人類は未だに昆虫に匹敵するロボットをうみだせてはいません。
そこで今回、シンガポールの南洋理工大学の研究者たちは発想の転換を行い、昆虫サイズのロボットを作るのではなく、昆虫をロボットにすることにしました。
昆虫をベースにして制御機能を追加することで、動物の柔軟な運動性能と環境適応力をロボットの性能として取り込むことが可能となります。